kotatsumuri lab.

うちには光学ドライブがないんで、付属のDVD-ROMからのリストアができない。
何かあったときは不安なので、システムまるごとバックアップを取得してみた。

Linuxから起動して、ddコマンドを使う。


[yohsuke@penguin ~]# dd if=/dev/sda of=/media/USBÂ¥ DISK/Windows-Image-20090110.img


リストアするときはif と of を入れ替えればOK。
試していないけど、理論的には大丈夫なはず。

[yohsuke@penguin ~]# dd if=/media/USBÂ¥ DISK/Windows-Image-20090110.img of=/dev/sda


Fedora 10 を Eee PC にインストールしてみて１日。
第一印象を端的に表現すると、重いの一言につきる。
バックグラウンドでなんらかの処理をしていると、
GUIの反応があからさまに悪くなって、
ひどいときにはウィンドウ切り替えすらままならない。

もちろん、これは初期設定での評価。
きちんとマシン環境にあわせてチューニングすればきっと違った評価になるだろう、
ということを付け加えておく。Live CDからのインストールだと選べるオプションがほとんどないためか、
Gnomeなどけっこうリッチな構成でインストールされてしまうようなので、
インストールDVDから、導入すればまた違った結果なったに違いない。

とはいえ、デュアルブートしているWindows XPのほうは
いろいろとチューニングして、軽くなっているので、
現時点ではWindowsのほうが軽快に動いているのも事実。

それともう１点。
GUIツールがEee PC 701SDの画面サイズ800 x 480におさまらない。
ゆえにGUIからの設定変更がほとんどできないのは問題。
CUIで操作すればいいだけなんだけど、それはそれでしゃくだ。

こんどこそ、ちゃんと使えるLinux環境を作るべく、再度インストールに挑戦する。
ドライバ類（特に無線LAN）の対応状況が改善されていることを期待して、インストール対象はFedora 10に変更。
前回同様、インストール先はSDHCカードとする。内蔵SSDはWIndows用に残す。
有線・無線のネットワークが使用可能で、自宅のADSLルータ経由でインターネットに接続可能なことが目標。

課題はCD-ROMドライブがないこと
Linuxを含めOSのインストールとなると、インストール用のCD-ROM/DVD-ROMから起動して
インストーラの指示に従いながらインストール作業を進めるというのが一般的。
しかし、EEE PCには内蔵のCD-ROM/DVD-ROMドライブがない。
うちには外付けのCD-ROM/DVD-ROMドライブはない。

これをどう解決するかが、インストールの鍵になる。
ただし、CD-ROM/DVD-ROMドライブを買うというのはなし。
せっかく安価なネットブックを買った意味がなくなってしまうからだ。

1st Challenge：　ISOイメージを直接USBメモリに焼き付ける
最初に試したのが、ISOイメージを直接USBに焼き付けてしまうという方法。
これで、USBメモリから起動すれば無事インストールできるはず。

まずは、Fedora Projectの公式ページから、fedora 10の最新版をダウンロードする。
ダウンロードするのは、インストールDVDのisoイメージ。

ddコマンドを使って、isoイメージを直接USBメモリに書き込む。
作業はLinux環境で実施。前に作ったLive CD版Fedora 9を使う。
dd if=Fedora-10-i386-DVD.iso of=/dev/sdd1

結果は失敗、インストーラ起動せず
これでうまくいくとけっこう期待していたのだが、結果は失敗。
Eee PCをUSBメモリから起動しようとすると、OSが見つからないと
叱られてしまった。

2nd Challenge：　Live CDと同じ要領で起動させてしまえ
前回は、インストーラが起動しないというのが問題だった。
BIOSから、OSとして認識されなかった。
ISOイメージをただ焼くだけでは、ブートローダがうまく機能しないらしい。

ところで、CD/DVD用のISOイメージから、USBメモリで起動ディスクを作るという作業。
実はつい最近やっていることに気づいた。
Live CD版のFedora 9をUSBメモリに入れる手順がまさにそれ。
今回ダウンロードしたのはLive CD用のイメージではないが、
CD/DVD用のイメージを使ってUSBメモリから起動するという点では同じ。
同じ手順でインストーラが起動するのではないか、とチャレンジしてみた。

まずは、さきほどの作業でフォーマットが変わってしまったUSBメモリを
DOSフォーマットで初期化しなおし。

再び、Fedora Live USB Creatorを使う。
“Use Existing Live CD”で、さっきダウンロードしたインストールDVDイメージを選択。
“Target Device”で、インストーラにしたいUSBメモリを選択。
“Create Live USB”をクリックして、しばらく待てば完成。

インストーラが起動・・・、しかし
インストーラは起動した。・・・が、失敗。

確かにインストーラは起動するんだけど、”No Driver Found”と叱られて、
“Select Device Driver to Load”、から先に進めず。
何を選んでも、同じ画面に戻されてしまう。

同じエラーは、SATA接続のDVD-ROMドライブからインストールした人が
遭遇していることが多くて、SATAのドライバを用意して解決しているみたい。
しかし、USBメモリに入れてしまった私はどうすればいい！？
USBドライブからインストールするのだから、USBのドライバが必要なんだろうけど、
選択リストにあるUSB Mass Storageを選んでも解決せず。
結局解決策はわからず断念。

3rd Challenge：　結局最後はLive CD
最後の手段は、Live CD版のFedora 10をUSBメモリに入れてから、
Live CDに含まれるインストーラでインストールするという方法。

まずは、Fedora Projectの公式ページから、fedora 10のLive CD版をダウンロードしなおす。

例によって、Fedora Live USB Creatorを使う。
“Use Existing Live CD”で、さっきダウンロードしたLive CDイメージを選択。
“Target Device”で、インストーラにしたいUSBメモリを選択。
“Create Live USB”をクリックして、しばらく待てば完成。

作成したUSBメモリから起動。
デスクトップにFedoraのインストーラがあるので、ダブルクリック。
あとは、インストーラの指示に従えば完成。

無事に起動
上記の方法で無事にFedora 10が起動した。
無線LANは未だに認識していないようだが、
有線LANからインターネットまでの接続は問題なく完了している模様。

当面はこの環境で作業することにする。

Eee PCをWindowsで使っていると、
ときどきすごく遅くていらいらすることがある。
付属でついてきたNorton AntiVirusをウィルス対策に使っていたんだけど、
どうもこれを入れてから重くなった気がする。

というわけで、軽いと評判のAVGのAnti-Virusをいれてみた。
Anti-Virus Free Edition 8.0
http://www.avgjapan.com/

Gmailを使っているので、メールスキャナはOFF
リンクスキャナもWebブラウジングが重くなるみたいなのでOFF

ついでにWindowsUpdateの自動実行もOFFにしたので、
バックグラウンドで動作する重いプロセスはほとんどなくなったはず。
軽快に動作するようになってだいぶ快適。
ただ、自動Updateがなくなっちゃったので、意識してセキュリティは気をつけないと。

やはりLive CD版では普段使いに耐えられないことが判明。

理由

1. Live CD版はRead Onlyメディアからの起動を想定しているためか書き込みができない。
2. 結果、プログラムをインストールしたりして、環境を変更できない。
3. WiFiを認識しない状態で、環境変更できないのは致命的。

うまく設定を変更すればできるのかもしれないけど、
新しくインストールやり直したほうが早そう。
というわけで、インストールをやり直すことに。

幸いにも、Live CD版Fedora 9のデスクトップには、
インストーラがついてきているので、これを使う。

手順

1. USBハードディスク（Eee PCに付属していたやつ）に、Live CD版Fedora 9を入れる
2. USBハードディスクから起動して、SDHCカードにFedora 9をインストール

相変わらずネットワークは認識しないけど、
これで、ふつうにFedora 9を使えるはず。

Eee PCにインストールしたFedora 9。
どんな風になっているのかと思って、試しにdfをしてみたのが、下の画像。

ここで疑問が２つ。

（１）内蔵SSDはどこ？
内蔵SSDらしきデバイスが見当たらない。マウントされていないだけ？
SDHCカードは /dev/sdc1として認識されているらしい。
/dev/sdb1はたまたま接続してたUSBハードディスク。
となると、内蔵SSDは/dev/sda1かな？
ためしにマウントしてみると、

[root@localhost ~]# mkdir test
[root@localhost ~]# mount -t ntfs /dev/sda1 ~/test

ちゃんとマウントした。
これはOK。

（２）ルートディレクトリはどこ？
SDHCカード、USBハードディスク、内蔵ディスクとも発見した。
すると、、、 / ディレクトリに割り当てられている /dev/mapper/live-rw って何もの？？
Googleで検索する限り、どうもLiveCD特有のものらしく見えるのだけど…。

とりあえず保留。

せっかくEeePCを買ったので、やはりLinuxを使いたい。
EeePC用のLinuxというと、Ubuntuを入れる人が多いらしいんだけど、
まずは使い慣れたRedhat系ということで、Fedoraを導入。

条件
・インストール先はSDHCカード。ローカルのSSDはWindows用としてそのまま残す。
・Eee PCにはドライブがついていないので、CD/DVD-ROMは使えない。

採用した方法
・Live CD版のFedora9をWindows上で直接SDHCカードに直接書き込む
（参考１）http://fedoraproject.org/wiki/EeePc
（参考２）https://fedorahosted.org/liveusb-creator/

Ubuntuを入れたくなったら、また新しいSDカードを使えばいいし。
検証用の環境をいくつも作れるんで、ちょっとした仮想マシン感覚で使えそう。

インストール手順
まずは、ここからliveusb-creator-2.7.zipをダウンロード。
https://fedorahosted.org/liveusb-creator/

ダウンロードしたファイルからliveusb-creator.exeをダブルクリック。
インストール先はDドライブ（SDHCカード）、Download Fedoraから Fedora 9 (i686)を選択。

Create Live USBをクリックしてしばらく待てばできあがり。
簡単。ちょっと触らないうちに簡単になったのね。

一度、Windowsをシャットダウンして、
SDHCカードから起動するとFedoraのデスクトップ画面が表示される。

残った問題
とはいえ、無線LANが認識されないんで、もう少しいじらないとダメそう。

Eee PC買ってしまいました。
型落ちの701SDだけど、ビックカメラの処分品？でなんと27,800円なり。
びっくりするくらい安かったので半分衝動買い。

この値段だったら、めちゃくちゃに使って動かなくなっても元はとれるはず。

スペックはこんな感じ。
これにマウスとUSBハードディスク30GBがついてきます。

Model Eee PC 701SD (Pearl White)
Windows XP Home Edition SP3
Intel Celeron M 900MHz
8G SSD
512MB DDR2
WiFI 802.11b/g
10/100 Mbps Ethernet
0.3M Camera

作るだけ作って、いきなり１年近く放置していた当blogですが、
これからいろいろ面白いネタもありそうなんで、とりあえず再開してみることにします。